留保(五)

我々はこれまでヨンギの実態について記述を重ねてきた。

すべて事実であり、嘘を書いたつもりはない。

 

リャンには潔く大人としてのケジメをつけてもらいたいのだが、このまま行けば厳しい。

そうなると、やはり、漁信基中枢がリャンの去就の全てを握ることになる。

 

果たして、あの漁信基中枢が我々の告発内容を信じることなどあり得るだろうか?

全てを突っぱねることがなかったとしても、愛息子を守るために一部を否認したり、話を逸らしたり、気付かないふりをしたりなど逃げの態度を取るかもしれない。

お偉いさんにありがちな

プライドが許さない、面子を保つといったことのために

外者の言うことなど聞かないという態度に出ることだって十分にあり得る(!)

 

漁信基中枢はリャン・ヨンギが不実力だと言うのに、大いに計り間違え、超高額のサラリーを与えてきた輩である。

未だに、フリーキックが素晴らしい有能者と信じ込んでいる線が強い。

我々の告発内容を理解できなかったとしても何ら不思議ではない。

一向に主張が通らないことを覚悟しておかなければならないのだ。

 

リャン・ヨンギの実情をさっぱり把握していない漁信基中枢は、我々の主張の真偽を確かめるため、第三者委員会的なものを設けたり、有識者に相談したりなどの行動を選択してくる可能性が十分にある。

いったい、誰に頼るのであろうか・・?!

専門家、評論家の全てがリャンを認めてきたようなもの。(オマージュを送ってきた人もかなりいたように記憶している)

今更、リャンを否定できないと考えるのが普通。

 

漁信基がリャンに対し、ヒヤリングを行う可能性はある。

面倒なのは、その際、リャン本人が(我々の告発内容を)否認することである。

この苦境を切り抜けるため、嘘の供述をすることは十分あり得る。

リャンに言っておく。

もし仮に、クライフターンを少年時代に強制的に覚えさせられたり、仲間の真似をしていて、短期間やっていてことがあったとしても、プロに入るまでのいずれかの時期に使わなくなり、錆させたはず。奴はクライフを忘れ去ったのだ。

それでは一度も身に付けなかったのと同じ!

(他のテクニックについても同じように考えている)

 

その後、

ベガルタに入り、象徴となって、チームメイトのクライフターンも錆びさせたのである。

他人のテクニックを錆びさせたという事実は重大!

 

自らの愛息子であり、大スターであるリャン・ヨンギを切る勇気と意思を

西川PRESIDENT、並びに、幹部が持ち得るだろうか・・?

(我々の見通しとしては厳しい)

 

いずれどう出る、中枢?!

(何も起こらないまま契約更改の日を迎えるのが最悪のシナリオ。 近年、我々はこのような状況を繰り返し、腸の煮えくり返る思いをも繰り返してきた)